芸能界に限定せず、誰もやっていない面白いことを探し続けてきた、萩本欽一さん。そんな「欽ちゃん流」のライフスタイルや、人との接し方、さらにはその根本にある想いを探ります。
幅広い活躍を続ける萩本さん。様々な仕事をする中では、
ご苦労も多かったのではないでしょうか?
いや、僕は苦労したと思ったことは一度もないね。家は貧乏だったけど、それを辛いとは受け止めていないよ。
酷い目にあったら間違いなく、その一歩先には大きな喜びがある。失敗のあとには大成功があるの。僕が撮影中に19回もNGを出して「二度とTV局に来るな」と言われて浅草に戻ったときは、(坂上)二郎さんから電話をもらってコンビを組んだ。その1年後にはコント55号として「テレビに出てくれ」としきりに頼まれた。野球チームで問題が起きて「もうこれで終わりか」と思ったときも、皆さんからの声援で復活できて、結果、お客さんが2〜3割アップしたの。つまり、僕にとっての不幸は「100円が落ちていること」なんだよね。100円を拾うことで僕の場合は「しまった!たった100円で運を使って、大きな運を掴み損ねた!」と思う。あえて「大成功のあとに辛いことが来るぞ」と思うことで、人生が面白くなる。大変なことがあったときこそ「しめた!」って考えられるようになるのよ。
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